diary堺

徒然日記・堺を中心にニュースなども


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2007年8月16日(木)
十年ひと昔てなことを…。

 七月の終わりから八月の初めにかけて、関西では久しぶりに景気のいいニュースが続いてました。

 シャープが堺に液晶テレビコンビナートを作るとか、大阪圏の地価が上昇するとか、関空の2期工事が完了し、日本初の24時間空港が誕生しただとか…。

 いずれにせよ、久しぶりに関西にとっては景気のいい話が続いてたわけです。

 さて、八月も盆休みに動き出したところ、いきなり世界同時株安だとか。

 米国の低信用者向け不動産ローン(サブプライムローン)の下落で、含み益のある株を売って、原油に投資したりだとか、投資家の原則に従えば、やむをえないことではあるのかもしれませんが、庶民にしわ寄せがくるのはどうもねえ…。まあ、おまけに、ようやっと経済の持ち直しが見られた関西にとってはねぇ…。

 んで、株安がとまりません。参議院選では与党が負けましたし、10年前と同じような感じですな。

 10年前は、春から日本の金融が混乱してました。日産生命破綻は四月でした。おまけに、日本の金融機関は全て痛んでおりましたので、何が起きても不思議はない状態でした。

 でも、今は日本の金融機関が問題を抱えているという状態にはないわけです。生保の保有契約高はへってますけどね。でも、すぐに何か起きる状態ではないです。

 かえって心配なのは原油高。私の車なんか、ハイオクを撒き散らしながら走るわけです(ようやっと、修理があがってきましたけど…)。

 金融不安を心配することはないけど、漸く回復の兆しのある関西経済にとっては、原油高、物価上昇、消費低迷なんてことになれば困るわけです。

 せっかく、巨額の投資を決めてくれたシャープだって、悩むでしょうしね。

 10年前ほど、酷くはないけど、不安はありますよね、関西経済。10年前に戻らないことを祈念します。